褥瘡について

みなさま、こんにちは!

雨も一段落、涼しい夏も過ぎ去り、本格的な夏が始まってますね。

高校球児は夏の甲子園で、暑さにも負けない熱さで熱闘を繰り広げております。

我らが岐阜代表の大垣日大高は残念ながら三重に負けてしまいましたが、熱い涙はプライスレスでしたね。

まこと、頭が下がる思いです(自身、全く運動をしないため)

 

さて、最近のご利用の中に「褥瘡」の方のご依頼が多くなってまいりました。

「褥瘡」これってなんて読むかご存知ですか?

正解は「じょくそう」と読みます(それくらい知っとるわ!という方、ごめんなさい)

褥瘡、これは何かと申しますといわゆる「床ずれ」のことです。

 

では、どういったものなのでしょうか

以下、少々グロな部分がありますのでお食事中の方はご遠慮くださいね。
 

床ずれ(疾病名=褥瘡)とは、体重の集中する部位の骨と寝具に挟まれた皮膚組織が圧迫され、「血の流れが悪くなり、皮膚やその下にある組織が死んでしまう外傷」を言います。

床ずれは、表面から見えない内部組織のダメージが発生初期には目では確認できないために、キズ(創)の状態が急速に増悪することがあります。毎日、注意深く皮膚を観察することが大切です。

できはじめの状態急速な増悪が予想される状態

床ずれのできはじめの状態である発赤(ほっせき)は、早期発見においてとても重要な段階です。この時点で気付き、適切なケアを行うことで床ずれの増悪を防ぐことができます。圧迫やズレの力が身体の深部組織にダメージを与えていても、受傷直後には紫がかったり、栗色の皮膚変色にとどまり表層の褥瘡としか診断されなかった病態について、Suspected DTIという新たな概念の項目がNPUAP分類に加えられました。上段右の写真に示すように一見浅い状態に見えますが、触診すると硬い皮下の硬結(写真破 線部)が認められます。Suspected DTIは、最適なケアを行っても数週間後に急速に増悪することがあり、特に注意が必要な状態です。

これらも床ずれです治りにくい床ずれ

この黒色になった組織はカサブタとは異なり、取り除かないと治癒が遅れます。
かつて一般の外傷によるカサブタと混同されて乾燥させるケアで治る前段階と誤解されていたこともありました。
このような状態を発見したら、早急にお医者さまにご相談ください。

 

褥瘡の方は、施設や病院におられる方は日々の清潔の保持や体位変換をしていただけるので重症化しにくいのですが、在宅におられる方はこれが容易ではありません。

これを可能な限り在宅でケアさせて頂くのが訪問看護です。

こういった症状でお悩みの方がございましたら、ぜひご相談させてください!

褥瘡は早期発見、早期治療が最も効果的です。

 

みなさまの快適な在宅ライフを総合支援させていただく、これがケアーズ可児の目指す姿でもあります。

みなさまのご利用を心よりお待ち申し上げております!

 

ケアーズ可児のテディベア、山本でした♪