介護と医療~目指すものは同じなのに~

みなさま、こんにちは!

毎日冷えますね~吹き荒ぶ寒風と日の落ちるのが早くなってきたのを見ると、いよいよ冬が始まろうとしているんだなぁと感慨深く思う今日この頃ですが、お元気でお過ごしでらっしゃいますでしょうか?


さて、今回のお題は永遠のテーマともいえる介護と看護のことについてお話ししようかと思います。

訪問サービスにはご存知の通り、訪問介護と訪問看護があります。

簡単にかいつまんで分類すると、

【訪問介護】

主にヘルパーさんがお家にお伺いして生活の補助を目的とし、生活の質の向上を主として訪問させて頂くサービスです。

【訪問看護】

看護師がお家にお伺いし、在宅での生活を医療的な面でお手伝いさせて頂くことを主として訪問させていただくサービスになります。


どちらもケアマネージャーさんの立てるケアプラン(介護計画書ですね)に従っての介護サービス提供となるわけですが、訪問介護とは違い、訪問看護にはもう一つの保険を適用できる場合があります。

①介護保険の認定を受けていない訪問看護対象者(40歳未満の者、40歳以上で要介護認定者でない者)

②要介護認定者のうち、末期の悪性腫瘍など「厚生労働省が定める19疾病」に該当する場合③要介護認定者のうち、急性増悪などのケースで担当医師より特別訪問看護指示書を出されている場合


このように目指すものは同じであるのに、サービスの違いによって振り分けられているのが特徴的ですよね。

では、「目指すもの」とはなんなのでしょうか?


答えは「利用者さんの快適な在宅生活を総合的にお手伝いする」ことに尽きます。


住み慣れた「家」という空間に身を置き、心安らかに生活を送りたいと思っている高齢者の方は全体のなんと80%を越えているのにも関わらず、実際は在宅で生活を送れている方は20%未満しかいないという現状を皆様はどうお感じになられるでしょうか?


私達は訪問看護師として、いつも念頭に利用者さんが「少しでも在宅での生活を快適に送れるようにお手伝いをさせて頂きたい」と思って行動しております。

ケアマネージャーさん主導の元、訪問介護士の方々と情報共有し、ご家族の方々とのコミュニケーションも含め、なによりもご利用者さんを中心とした真の介護サービスの提供を志しております。


在宅への不安はご利用者さんのみならず、ご家族さんも含めてのトータルサポートが要求されます。

日本人はとかく黙して多くを語らずが美徳とされていますが、介護に関して言えばこれはNG以外の何者でもありません。

担当者会議を経ての訪問となりますので、気になる点が少しでもなくなるように聞き残しのないようにご質問、お声掛けくださいね。


流行性感冒が流行りつつありますので、みなさま充分ご自愛くださいね。


今、風邪を引いている場合ではないケアーズ可児のテディベア、山本でした♪