介護保険負担割合増について

皆さま、こんにちは!
こまめに更新せねば!と思っておりますが日々の忙しさにかまけて更新がままならず申し訳ございません。
 
これからは、日々の訪問業務の中で感じる様々な事象を取り上げていきたいと思います。
 
第1回は「負担割合増について」です。
厚生労働省令にこう記載があります。
 
「自己負担割合は原則として1割(ケアプランの作成は自己負担なし)である。
ただし、第1号被保険者であって合計所得金額(収入から必要経費等を差し引いた金額)が160万円以上(例えば収入が年金のみの場合、年金額が年280万円以上)の場合、2015年8月利用分から自己負担割合が2割に引き上げられる。
ただし2割とされる者でも、世帯の65歳以上の者の「年金収入とその他の合計所得金額」の合計が1人の場合は280万円未満、2人以上の場合は346万円未満であれば1割負担になる。市町村から被保険者証とともに負担割合が記された証(負担割合証)が交付される」
 
さて、この省令を見て「なるほど」と思われる方はいるのでしょうか?
被保険者となった時から平等に受けることを想定して作られた介護保険制度。
なぜに突然このような形になってきたのでしょうか?
 
答えは簡単ですよね。
「財源の確保」が困難になってきたから。
机上で計算され、永田町の一角でしめやかに決められた介護保険法。
産声を上げた時から歪であったこの法律は大小の改正を経てますます歪にならざるを得なかった。
 
でもそれがどうしたというのでしょう?
日々介護が必要な方々から見れば、必要不可欠な介護サービスな訳です。
お国の思惑ではなく、「今必要なサービス」な訳ですから。
すでに保険負担割合増で逼迫された状況に陥ってる人々が現実にいるのです。
私たち介護サービスを行なう会社からしてみたら知れ切った往生を遂げようとしているこの現状を看過する以外に方法がないのが口惜しいのです。
何かを変えていくには気の遠くなるような時間と労力が必要かもしれません。難しいことを書いてはいますが集約すると、せめて自分たちが訪問させていただいている時間だけでも明るく笑顔でいてもらいたいと思って日々精進を続けさせていただきたいと存じます。
「介護難民」
嫌な言葉ですね。
こんな悲しい言葉がなくなり、誰もが等しく介護サービスを受けれる時代の到来を期待して今回のまとめとさせていただきます。
ヤマト訪問看護・介護ステーションのテディベア、山本でした♪

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コメント: 1
  • #1

    山田 純子 (月曜日, 22 2月 2016 00:13)

    初めて拝見しております。夜分にすいません。永田町は机上でしかも調査というものから計画飛ばして結論付けているんですよね。日々介護を必要としている人や支援サービスしている人のことを少しは見て感じてほしいと思います。
    現在私も介護難民ですよ。訪問している先の利用者さんはもちろん、家族さんにも笑顔になってもらえたらと思います。